うっすー!第3回目の投稿です!皆さんは「非日常の体験は?」と聞かれたらどんなエピソードを頭に浮かべますか?
私は、このページのタイトルにある ” 取調室・勾留 ” にまつわるエピソードが真っ先に頭に浮かびます。
今回はそんな貴重体験をフィクションを交えながらご紹介します!ノンフィクションだと特定されて怒られちゃう?
取調室
皆さんは、『取調室』に何度入室したことがありますか?私は2回です。1回目は、” 被疑者 ” として…。2回目は ” 捜査協力者 ” としてです。
ここで豆知識です。” 被疑者 ” と ” 容疑者 ” の違いって知っていますか?実は両方とも同じ意味なんですって。” 被害者(ヒガイシャ) ” と音が似ているから間違えないように ” 容疑者 ” が使われているそうです。でも一般的には ” 被疑者 ” で統一されているみたいです。
1回目の取調室…。
自分が普段、なにげない生活を送っていて、 ” 犯罪の疑いをかけられ捜査をされている者 ” 、いわゆる上記で説明した ” 被疑者 ” になるなんて誰が想像できるでしょうか。 少なくとも自分はみじんも想像できませんでした。
あれは、今から6、7年前でしょうか。(※現在2020年5月なので、2013年 OR 2014年の頃)
今の職場ではなく、前の職場に勤めていた時の話です。職場には皆、退勤しており、私一人。仕事も一段落し、帰り支度をしていました。施錠をして、3ヶ月後には、ハワイで挙式を控え、愛する妻が待っている自宅へと家路を急ぐ途中、1台のセダンタイプの乗用車が私の5m前方で、ハザードランプを点滅させ停車しました。その時は私に用事があるなんて想像もできませんでした。
2名の男性が降車し、こちらに向かって歩いてきます。その時初めて私に用事があるのだと思いました。私は驚く様子もなく、道でも聞きたいのかな?と思いました。しかし近づいてくる様子がなにやら普通でなく、身の危険を感じ始めました。その瞬間…。

!!!!!!!警察手帳ーーーーーー!!!!!??????
(画像が可愛くてすいません…。2名の男性の印象としては普通のおじさんって感じでした。服装は私服?動きやすそうな感じです。)
警察手帳なんて初めて生で見ました。そして、警察官ではなく、 ” 刑事 ” ってやつです。




え、何って、仕事帰りですけど…。


えーっと、19:00くらいに退社して、ルートは今日はジグザグに歩いて帰ってきたので、詳しくは覚えていないです…。


タイムカードもないです。退勤時は会社に一人だったので、証明する人はいません…。って、なんなんですか!?
前の会社、タイムカードもなく、サービス残業満載のブラック企業でした。


は、はあ…。やってませんけど!!
刑事さんに声を掛けられた場所は、住宅街で、近所のやじ馬たちが集まってきました。そして、なぜか別の刑事さんも2名、警察官も2名くらい駆けつけてきました。
大ごとになってきました。人生でこんなに注目されたのは初めてに近いです。超恥ずかしかったです。ここにいる私以外は、私を犯人と思っている眼差しです。もう刑事さんの眼差しがギンギン自分に向いていると目も背けたくなります。でも犯人じゃないので背けると負けと思ってました。
で、なんだかんだで10分ほど色々話して、やっぱりこの人(私)が犯人ではないって感じになりつつあります。もう自宅に帰っていいみたいな雰囲気になり始め、私もホッとしてきました。そして…

なるほど!よしっ!それが一番ですよね!だって、私なにもしておらず、ただ自宅へ帰る途中だっただけですから。

なんて言いながら、エスティマだったでしょうか。窓ガラスにスモークフィルムを貼った車が私の前を通過します。こちらからは車中を見ることができません。


何回か、エスティマが通過しました。

しかし、貴重体験したなー!こんな体験一生に一度あるかないかだなー。
あー、今日嫁晩飯ハンバーグって言ってたなー♪)
早く解放してほしいと思いながらも、なんだか刑事さんがざわつき始めます。



「ご同行願えますか?」なんてワード、ドラマでしか聞いたことありません。

過去にインターネットから得た情報で、 ” 任意なら断ります ” を言ってみます。




こんな感じで、警察署へ行くことになりました。この時の私は無知すぎて、任意同行についてよくわかっていませんでした。本当に何もしていないのであれば、そのまま自宅へ強行突破すればよかったのかもしれません。
犯罪捜査のための任意同行も、職務質問のための任意同行も、どちらもそれに応じるかは「任意」。
出典:【判例6選】警察の任意同行を拒否・断る方法はこれだ。弁護士が教える必勝法とは?
応じたくなければ法律上「拒否できる」。
一度応じても、その後に気が変わったら「自由に帰宅できる」。
まずは、この大前提を覚えておこう!
意地になって、無実を証明してやろうと思っていましたが、無実であるからこそ、堂々と自宅へ帰る方が懸命だったかもしれません。でも、帰りにくい雰囲気だったんですよ…。複数の刑事さん・警察官・近所の目…。
そして、自分の足で刑事さんの乗用車に乗り込んでしまうのでした…。



なんか、この時すげーイラっとしたの覚えています。
長々と書いてきたのですが、ようやく1回目の取調室です。と、またまたその前にトイレに行きたくなり、刑事さんにトイレに行きたい旨を伝え、トイレに行こうとすると刑事さんも一緒についてきます。なんもしねーよー!!!
取調室に入室前ですが、トイレに行くふりしてそのまま帰宅してもOKっぽいです。
警察署の取調室から出るか否かは本人の自由です。
出典:【判例6選】警察の任意同行を拒否・断る方法はこれだ。弁護士が教える必勝法とは?
食事やトイレを理由に、いつでも取調室から出ることができます。
もちろん、そのまま家に帰るか否かも、理論的には自由です。
もし、警察官がこれを無理やり(身体を拘束するなどして)引き止めれば、違法な逮捕になります。
ようやく取り調べ室の内容になるのですが、取調室自体は、畳2、3畳くらいでしょうか。ドラマで出てくる取調室より多少小さいくらいだと思います。警察署にもよると思いますが、お世辞にもきれいとは言えない机と椅子と壁紙(クロス)です。
まず、財布の中身と直前まで妻とやり取りをしていたLINEをチェックされました。


まあ、上記の会話以外本当に他愛もない会話を永遠とされ続けます。本当に事件とは関係のない話ばかり。学生時代なんかのスポーツやってた?とか、ハワイはいいよねー!俺も言ったことあるよー!とか、結構フランクに会話してきます。で、話をする人は、1人なのですが、数分で別の刑事さんに入れ替わるんです。2時間は拘束されていた気がします。
何を目的としていたかはわかりませんが、その2時間の間、取調室に小窓があるのですが、こちらからは外が見えないようになっている、いわゆるMM号…、いえ、失礼致しました、マジックミラーから、顔は見えないのですが、何となく動作が影で見えるのです。チラチラ私の顔を他の誰かが確認しているのです。
刑事さんなのか、被害者の方なのか、私の顔を見て何かを確認しているのは、はっきり確認出来ました。ほんと犯人扱いされているようで、もう最後のほうは空返事で、心折れてました。
ようやく解放されることになるのですが、家まで送ってくれるということでしたが、自宅近くのコンビニまで送ってもらいお酒を買って、やけ酒して寝ました。
この出来事があって、とてもイライラしていましたが、今となってはこの記事も書けることだし、貴重体験もできたし、なにより善良な市民が警察の捜査に協力するのは当たり前ですよね!少しでも犯人逮捕の協力ができれば問題ないです!きれいごと言ってもーた(笑)。逃げればよかったとか言ってたのにすいません!
- タイムカードのあるホワイト企業に勤める
- 通勤が徒歩の人は退勤ルートを統一する
- 任意同行を求められたら冷静に考え、嫌なら強行突破で帰宅する
- 任意同行を求められたら冷静に考え、善良な市民であれば、捜査に協力する
2回目の取調室
これは、冒頭でも書きましたが、 ” 捜査協力者 ” としてです。
ある日、今の会社ですが、刑事さんから電話がかかってきます。




もちろん、全面的に協力させていただきます!出勤簿ありますので、持って行きますよ!
と、まあ捜査協力として、取調室にて刑事さんに、色々と被疑者の人となりとか勤務態度、そしてその日の勤務状況を聞かれたのが2回目の取調室になります。
そして、この話には続きがあって、その被疑者に面会するために留置場へ行くのです。留置場といってもその警察署内にあります。
留置場

なぜ、面会に行く必要があったかというと、雇用契約書に即刻契約を解除できる項目に、背信行為と記載されていたので、今回はこの項目に該当するため、雇用契約を解除することを伝えることと、先月分の給与を差し入れするためです。
面会ルール(面会前)
- 面会できる時間が決められている。
- アポ取りは出来ないため、留置場にて面会したい旨を伝えても、本人が面会を拒否することができる。
- 身分証明書が必要。(私は免許証を提示)
- スマホは没収される。
- 留置所にて面会前に書類に情報を記載する必要がある。(氏名・住所・電話番号・面会目的・被疑者との関係等)
何となくですが、こんな感じでした。より詳細を確認したい方は、直接問い合わせることをお勧めします。問合せ先が不明でもその警察署に問い合わせると、担当へ繋いでくれるはずです。
面会ルール(面会中)
被疑者が面会を拒否しなかったので、いざ面会へ。面会する部屋は、こちらも、取調室同様で広くなく、3、4畳でしょうか。ドラマによく登場するような、私と被疑者の間にはアクリル板に穴の空いたものが仕切りのようにありました。部屋には注意事項の張り紙と、暖房機があるだけです。ちなみにアクリル板の穴のことを ” 通声穴 ” と言うらしいです。読み方は…、わかりません。
- 時間制限:15分
- 外国語禁止
他にも数個、注意事項があったのですが、スマホで撮影することも禁止ですし(そもそも没収されている)今は、これくらいしか思い出せません。思い出したら追記します。
その被疑者とは冷静に話をして、元気そうだったので、早々に退散しました。給与に関しては、差し入れという形で本人に渡します。
- 現金OK
- 給与明細書OK
- メモ帳OK
- 封筒NG(何故かは不明だけど、返却された)
- 文房具NG(事故防止のため)
- USBケーブルNG(事故防止のため)
- さぶとんNG(何故かは不明)
- スリッパNG(何故かは不明)
- マウスパッドNG(何故かは不明)
他にもルールがあると思うので、こちらに関しても詳細はお問い合わせください。よく書籍の差し入れは喜ばれるとかインターネット上で目にしますので。
上記ルールは被疑者が会社においていた私物を、会社に保管しておいても仕方ないので、差し入れとして渡してしまいたかったので、担当者に確認をした内容になります。てか、私物置き過ぎです…。
ここまでが、取調室・留置場の私の貴重体験となります。
ここで気になるのが、この被疑者が今後どうなるかです。私は専門家ではないですので、いろいろ突っ込みどころ満載になるかもしれませんが、今回色々調べてみて、備忘録的な感じでこのページに載せておこうと思います。なぜなら、犯罪を犯してしまう可能性は限りなく0%に近いと思っていますが、それは、0%に近いだけで、完全に0%ではないような気がします。 ” 魔が差す ” なんて言葉も存在しているくらいなので…。
逮捕から勾留まで
逮捕とは
逮捕とは、罪を犯したと疑われる人(被疑者)の身体(身柄)を拘束する強制処分のことを言います。
出典:逮捕から勾留のながれ|ご自身・ご家族やご友人が逮捕された方へ | 刑事事件は東京の刑事事件に強い弁護士に相談|ヴィクトワール法律事務所(東京都日本橋)
” 逮捕 ” を説明しなさい!と言われてもなかなか説明できないですよね。『悪いことをしたら刑務所に入る』は小学生のレベルなのかもしれません。私はこのレベルでした…。
逮捕には種類がある!?
- 現行犯逮捕
- 通常逮捕
- 緊急逮捕
逮捕した後、警察は48時間以内に身柄を検察官に送検(送致)しなければいけません。
また、検察官は24時間以内に勾留請求するか、釈放するか、起訴するかを決めます。
出典:逮捕から勾留のながれ|ご自身・ご家族やご友人が逮捕された方へ | 刑事事件は東京の刑事事件に強い弁護士に相談|ヴィクトワール法律事務所(東京都日本橋)
3種類!驚きですね!皆さんは3種類あるの知っていましたか?それでは一つずつ見ていきましょう!
(1)現行犯逮捕
目の前で犯罪を行っている者を発見した場合、誰でも逮捕状がなくてもその場で逮捕することができます。
出典:逮捕から勾留のながれ|ご自身・ご家族やご友人が逮捕された方へ | 刑事事件は東京の刑事事件に強い弁護士に相談|ヴィクトワール法律事務所(東京都日本橋)
一般の人が逮捕した場合は、至急、警察や検察庁に連絡して、犯人を引き渡して下さい。
逮捕って誰でもできるの!?って感じですよね。目の前で万引きを発見した場合、万引き犯を現行犯で私が逮捕することも可能ってことですね。少し危険な気もしますが…。一般の方はむやみに深追いするなって聞きますからね。
(2)通常逮捕
あらかじめ裁判官が発する逮捕状をもらって逮捕することです。
出典:逮捕から勾留のながれ|ご自身・ご家族やご友人が逮捕された方へ | 刑事事件は東京の刑事事件に強い弁護士に相談|ヴィクトワール法律事務所(東京都日本橋)
逮捕状は裁判官が発行するのだと初めて知りました。私は無知過ぎでしょうか…。犯罪の証拠がある程度集まれば、裁判官が逮捕状を出すか否かを審査するそうです。
この記事で紹介している、事件を犯し、勾留されて面会に行った被疑者は、通常逮捕と予想されます。と言うのも、逮捕状の請求は、上述した様に、証拠集めの期間があるため、犯罪を犯した日から遅れて逮捕状が発行されるパターンがあります。
刑事さんに犯行日の行動の裏を取りたいと言われた日は2ヵ月前だったからです。防犯カメラの映像が…、みたいな話もしていたので、おそらく証拠集めしていたのですね。
(3)緊急逮捕
窃盗など刑の長期が3年以上の重い罪を犯したと疑われる場合で、逮捕状を請求する時間がないときに、まず理由を告げて被疑者を逮捕し、その後直ちに「その逮捕を認める」旨の裁判官の令状(緊急逮捕状)発付を求める場合のことです。
出典:逮捕から勾留のながれ|ご自身・ご家族やご友人が逮捕された方へ | 刑事事件は東京の刑事事件に強い弁護士に相談|ヴィクトワール法律事務所(東京都日本橋)
緊急逮捕はこんな感じです。重いってことです。
逮捕後は、ざっくりと説明をすると、警察官と検察官が出てきますが、取り調べを行い ” 勾留 ” OR ” 釈放 ” のどちらかになります。
釈放されればいいですが、続いて ” 勾留から起訴 ” までです。
勾留から起訴まで
勾留された場合、被疑者勾留の勾留期間は、原則として10日間です。
出典:勾留から起訴のながれ|ご自身・ご家族やご友人が逮捕された方へ | 刑事事件は東京の刑事事件に強い弁護士に相談|ヴィクトワール法律事務所(東京都日本橋)
検察官は、勾留の請求をした日から10日以内に事件を起訴しない場合には、直ちに被疑者を釈放しなければなりません。
ただし、やむを得ない事由があるときは、検察官の請求により、裁判官が更に10日間以内の延長を認めることがあります。
現実には、一度逮捕されてしまうと、合計で20日間の勾留が認められてしまう場合が多いです。
勾留期間は、大体20日間程度。厳密には、48時間・24時間・20日の期間を合計した、最大23日みたいですね。この23日以内に、被疑者を起訴にするか不起訴にするかの判断をします。
また聞きなれたワード ” 起訴 ” と ” 不起訴 ” 。しかし説明しろと言われても…。
起訴とは
起訴とは、検察が裁判所に対して「この被疑者は刑罰を与えるべきと考えられるので、刑事裁判を行ってください」と、訴えを起こすことです。
出典:刑事事件の流れ|重要な48時間・72時間・23日以内の対応|刑事事件弁護士ナビ
なるほど!証拠があるから、裁判してくださいって感じですね。一方不起訴は?
不起訴とは
一方で不起訴は、起訴をせずに事件終了を終わらせるため、身柄も開放され刑事手続は終了になります。
出典:刑事事件の流れ|重要な48時間・72時間・23日以内の対応|刑事事件弁護士ナビ
なるほど!不起訴になれば、解放されるのですね。しかし、不起訴だからと言って、厳密にいうと『 不起訴 = 無罪 』ではないそうです。それは、不起訴でも ” 起訴猶予 ” と言うものがあるのです。
「起訴猶予」とは、罪を犯しており証明もできるが、軽い犯罪であるとか、被害者と示談ができて被害者も許してくれた、社会的制裁を既に受けている、深く反省しているなどの理由で、今回は、起訴しないであげますということです。
出典:不起訴の起訴猶予は無罪なのか?処分保留との違い
起訴されたその後は、刑事裁判となり、判決が言い渡されるってわけですね。裁判についても色々知識を身に着けたいので、別の記事で書きたいです。
実は、証人として今度裁判所へ行くことになってます。その後記事を書ければと思います。世の中には知らないことがたくさんあります。このサイトを通じて色々調べたことを備忘録として知識量を蓄積していきたいです!
まとめ
- 無知は恥ずかしい
- このページ、他のサイトから引用しまっくているので、SEO的にGoogle先生に嫌われてしまう…。
- その結果、だれからも見られない可能性がある。
では!
すいませんが、少しお尋ねしたいことが…。